生誕130年記念 人間国宝 芹沢銈介展 伝統×革新のデザイン=型絵染

芹沢銈介生誕130年を記念し、企画展「人間国宝 芹沢銈介展 伝統×革新のデザイン=型絵染」を開催いたします。
芹沢銈介(1895~1984年)は、「型染(かたぞめ)」の技法を用いた独創的な作品を生み出し、重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)に認定された染色家です。
静岡市に生まれた芹沢は、東京高等工業学校(現在の東京工業大学)を卒業後、日本の民芸運動を起こした思想家・柳宗悦が進めた民藝運動に出会い、これに共鳴します。そして、沖縄の染物・紅型に触発されて型染めを発展させた独自の技法を確立しました。それによって、1956年に人間国宝に認定されます。
芹沢の作品は力強い図柄と鮮やかな色彩が特徴で、のれんや屏風、着物など多彩な作品を制作しました。1976年にはフランス・パリで大規模な展覧会が開催され、文化功労者にも選ばれるなど、国内外で高い評価を受けました。
世界が認めた人間国宝・芹沢銈介の魅力をお楽しみいただければ幸いです。