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特別展「伝統とモダン 伊村徳子回顧展」

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伊村徳子氏は昭和10年(1935)に現在の大阪府高石市に生まれ、昭和33年(1958)に金沢美術工芸大学美術科(油絵専攻)を卒業後、陶芸を志した夫・伊村彰介氏とともに美濃に移りました。彰介氏の焼き物の仕事を手伝う中で次第に陶芸に興味を持つようになり、オブジェ、そして人形へと創作の幅を広げていきました。
昭和52年(1977)に日本陶芸展・前衛部門に入選を果たし、翌年以降も女流陶芸展や国際陶磁器展美濃‛86等に入選を重ねました。また、平成4年(1992)の日本現代陶彫展では大賞を受賞するなど、その造形力と多彩な表現力は多くの注目を集めるようになりました。また、美濃焼の伝統的技法である織部釉・長石釉・鉄釉などを表現に取り入れていることが高く評価され、平成24年(2012)には瑞浪市無形文化財「陶人形」保持者に認定されました。
本展では、令和4年10月に亡くなられた伊村徳子氏のオブジェ、人形、絵画など40作品を展示して、氏の足跡を紹介します。

場所
瑞浪市陶磁資料館
期間
令和5年10月28日(土)~令和6年1月14日(日)