加盟館園からお知らせ

思春期の心 多治見中学校3年生の茶碗2023

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令和4年4月、多治見中学校で、昨年度に続き「特別鑑賞会」を実施しました。
これは、美術科で卒業記念の茶碗をつくるにあたって、郷土のやきもの、美濃桃山陶を本物から学ぼうという、授業の一環として実施したものです。
鑑賞する茶碗は、当館所蔵の織部焼の2碗(黒織部茶碗、鳴海織部茶碗 ともに17C)で、3年生約180人が、織部の個性的な茶碗を両の掌に抱いて鑑賞しました。
この鑑賞会で大切にしたのは、表現の基盤となるのは「感動体験」であり、そのためには本物のもつ絶対的な価値を自然に、効果的につかみとるということでした。
バーチャルな体験が誰でも簡単にできるようになった今日だからこそ、実物を身近で見たり感じたりすることが、ますます重要になってきていると考えた実践でした。これは、実物展示を使命としている博物館、そして当館にとって、教育施設としての立場を展望するうえで、大きなテーマとしているところです。
今回、こうした授業の導入から始まった、多治見中学校3年生の心の振幅が感じ取れる生徒の作品と、授業で鑑賞した本物2碗を共に展示して、その意味・意義を検証します。
昨年度に続き2回目となる企画です。

場所
多治見市美濃焼ミュージアム ギャラリーS1
期間
令和5年1月4日(水)~3月5日(日)